北前船主通りへようこそ

海、山、里、3つのエリアからなる南越前町の「海エリア」、河野地区。
ものを運ぶ手段が車ではなく船だった江戸中期から明治前期、
ここ河野は、敦賀湾の入口の側面に位置しており、
敦賀と日本海を行き交う海上交通上の要衝の役割を果たしてきました。
その当時、買積み廻船として大きな財を築いた右近家、
中村家の屋敷を中心とした200mほどの通りは
河野北前船主通りと呼ばれ、北前船が栄えたかつての賑わいや歴史を
垣間みることができるロマンあふれる場所となっています。
雄大な日本海で、はるか昔、時代をたくましく生き抜いた
河野の船乗りたちの物語、歩いて感じてみませんか?

北前船主通りへようこそ

周辺案内

河野北前船主通りは、断層海岸地形で断層崖が海に落ち込む崖下の狭小な平地にあり、
家屋が海岸に沿って帯のように連なっています。
海から吹きよせる風を遮るため海側に土蔵を立て、山側に主屋を配置するという屋敷構えは、
船主邸の特徴で河野北前船主通りの景観を興味深く魅力的なものにしています。

建物をクリックすると案内ページにとびます。

日本遺産

日本遺産

平成29年4月28日に、江戸時代から明治時代にかけ、日本海の海運で 活躍した北前船に関連する11自治体が文化庁に申請していた 「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間〜北前船寄港地・船主集落〜」が 日本遺産に認定されました。

日本遺産とは?

地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語る「ストーリー」を「日本遺産(JapanHeritage)」として文化庁が認定するものです。
文化財そのものが認定の対象となるわけではなく、ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる有形や無形の様々な文化財群を、地域が主体となって総合的に整備・活用し、国内だけではなく海外へも戦略的に発信していくことにより、地域の活性化を図ることを目的としています。

日本遺産

日本遺産

ストーリー

日本海や瀬戸内海沿岸には、山を風景の一部に取り込む港町が点々とみられます。
そこには、港に通じる小路が随所に走り、通りには広大な商屋や豪壮な船主屋敷が建っています。
また、社寺には奉納された船の絵馬や模型が残り、京など遠方に起源がある祭礼が行われ、節回しの似た民謡が唄われています。
これらの港町は、荒波を越え、動く総合商社として巨万の富を生み、各地に繁栄をもたらした北前船の寄港地・船主集落で、時を重ねて彩られた異空間として今も人々を惹きつけてやみません。

  • 右近家住宅

    右近家住宅

  • 旧右近家住宅西洋館

    旧右近家住宅西洋館

  • 中村家住宅

    中村家住宅

  • 船絵馬仁恵丸

    船絵馬仁恵丸

アクセス

鉄道でお越しの際は

JR北陸本線武生駅または福井鉄道越前武生駅より
福井鉄道バス王子保・河野線で約40分
またはタクシー利用で約30分

お車でお越しの際は

石川・福井方面から

北陸自動車道南条スマートICより国道305号経由で約20分
北陸自動車道武生ICより国道8号を南下後桜橋交差点より
国道305号経由で約30分

関西・中京方面から

北陸自動車道南条スマートICより国道305号経由で約20分
北陸自動車道敦賀ICより国道8号を北上、
越前・河野しおかぜラインをさらに北上、国道305号で約40分

アクセス